塗料の種類
外装のリフォームと聞いて、まず思い浮かぶのが外壁塗装ではないでしょうか。
外壁塗装に使用する塗料にも様々な種類があります。ここでは代表的な5種類についてご紹介します。
アクリル塗料 (耐久年数 約3年)
主に新築工事の塗装材料として用いられる事が多い塗料です。
作業性が良い(吹き付けによる工事)ので施工が早く、価格も他の塗料と比べると安価です。
ただし、耐久性が低く定期的な塗替えが必要なため、逆に費用がかかる可能性もあります。
とりあえず色を変えたい場合や、とにかく費用は安く早めに済ませたい場合に向いている塗料です。
ウレタン塗料 (耐久年数 約8年)
耐候性、耐水性、耐薬品性、耐油性に優れ、性能はバランスがとれています。
木材に限らずメッキ鋼板、アルミニウム、モルタル・コンクリートなど様々な場所への塗装が可能です。塗装後にはがれにくい利点もあります。
若干汚れやすいですが、アクリル塗料と比べるとツヤも長持ちします。
シリコン塗料 (耐久年数 約13年)
防汚性能に非常に優れ、耐久性があります。美観を長期間保つこともでき、かつ価格が手頃なため、外壁塗装で現在最も使われている塗料です。
しかし、15年ほど経つとひび割れが起きやすくなります。約15年スパンで塗り替えをお考えの方には最適な塗料です。
フッ素塗料(耐久年数 約15年)
耐久力が非常に高く、撥水性と防汚性に優れる塗料です。
元々一般住宅向けでなく、ビルやマンションなどの長期間外壁工事を行わない建築物のための高品質な塗料です。その性能は他の塗料を大きく上回り、通常10~15年は性能を維持できます。
宇宙開発の技術を取り入れた塗料“ガイナ”(耐久年数20年)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙開発で培った最先端の技術を用いて開発された塗料です。
断熱性の高い特殊セラミックを塗料化したもので、夏の暑さや冬の寒さ、騒音やにおいなど住環境の様々な悩みを解決します。
耐久性・耐久年数とコストのバランスを考えて塗料を選ぶのが良いでしょう。
複数の業者から見積りを取る場合は、例えば「シリコン塗料仕上げで……」と指定して依頼すると、比較検討しやすくなります。